2009.01.17開設 <BMファンブログ>聖神パシー受身時に更新予定
「もういいよ」
薬を塗られている間に、邪魔な長袖の上着を脇へ放り、マリアの手首を掴んでみた。
手を取られて驚いた拍子に、マリアの持っていた薬の容器が床へ転がった。
「あ…」
容器を目で追うマリアに構わず、ぐいっと身体を引き寄せると、バランスを崩して倒れこんできた。
膝にマリアを乗せるような姿勢で、右手で手首は掴んだまま、自然と左手が腰に回った。
近い。
お互いの吐息が感じられそうなくらいまで近づくと、マリアの瞳が何時になく潤んでいるのがわかった。
長い睫毛に縁取られた赤い瞳を一度瞬き、逃れるように視線を逸らそうとしたのを捕まえたくて、気がついたら右手をマリアの首の後ろに回して唇を塞いでいた。
(…柔らかい…)
宙を浮いていたマリアの左手が肩甲骨の辺りを掴むと、体の中をカッと熱いものが滾るようで、もうどうにも止まりそうになかった。
このままマリアを抱きしめたまま、溶けるように眠ってしまいたいと思ったが、マリアは起き上がって身支度を始めていた。
「…ありがとう。」
部屋を出ていこうとするマリアに、自分も服の袖に腕を通しながらそっと声をかけた。
マリアはくるりと振り返ってベッドの脇へ戻ってきた。
「…もう、寝ろ。」
ぽんっと肩を押されて、呆気無くベッドに倒れたらマリアが顔を覗き込んできた。
何か言うのかと思ったが、マリアは無言のままにっこりと微笑むと、額に手を翳した。
(… … …)
何かのまじないなのか、しばらくすると意識が薄れて、眠ってしまった。
「おやすみ、ロココ。」
マリアが小さく呟いて、そっとドアを閉めた。
-[あとがき]----------------------------------------
実はやっちゃってましたバージョンです(笑)
オマケ↓
やたらと少女漫画ちっくなマリア様。上着が脱げかけてます(説明しないと分からない^^;)
ロココ様?描けませんよ。デッサン力なさすぎて(><)
薬を塗られている間に、邪魔な長袖の上着を脇へ放り、マリアの手首を掴んでみた。
手を取られて驚いた拍子に、マリアの持っていた薬の容器が床へ転がった。
「あ…」
容器を目で追うマリアに構わず、ぐいっと身体を引き寄せると、バランスを崩して倒れこんできた。
膝にマリアを乗せるような姿勢で、右手で手首は掴んだまま、自然と左手が腰に回った。
近い。
お互いの吐息が感じられそうなくらいまで近づくと、マリアの瞳が何時になく潤んでいるのがわかった。
長い睫毛に縁取られた赤い瞳を一度瞬き、逃れるように視線を逸らそうとしたのを捕まえたくて、気がついたら右手をマリアの首の後ろに回して唇を塞いでいた。
(…柔らかい…)
宙を浮いていたマリアの左手が肩甲骨の辺りを掴むと、体の中をカッと熱いものが滾るようで、もうどうにも止まりそうになかった。
このままマリアを抱きしめたまま、溶けるように眠ってしまいたいと思ったが、マリアは起き上がって身支度を始めていた。
「…ありがとう。」
部屋を出ていこうとするマリアに、自分も服の袖に腕を通しながらそっと声をかけた。
マリアはくるりと振り返ってベッドの脇へ戻ってきた。
「…もう、寝ろ。」
ぽんっと肩を押されて、呆気無くベッドに倒れたらマリアが顔を覗き込んできた。
何か言うのかと思ったが、マリアは無言のままにっこりと微笑むと、額に手を翳した。
(… … …)
何かのまじないなのか、しばらくすると意識が薄れて、眠ってしまった。
「おやすみ、ロココ。」
マリアが小さく呟いて、そっとドアを閉めた。
-[あとがき]----------------------------------------
実はやっちゃってましたバージョンです(笑)
オマケ↓
やたらと少女漫画ちっくなマリア様。上着が脱げかけてます(説明しないと分からない^^;)
ロココ様?描けませんよ。デッサン力なさすぎて(><)
PR
// この記事にコメントする //
カテゴリー
プロフィール
HN:
shito(メイン更新),amu(時々更新)
性別:
女性
職業:
プー子+α ,サラリーウーマン
趣味:
(姉妹共通)読書・マンガ・ゲーム
ブログ内検索
カウンター
Powered by NINJA TOOLS