2009/03/11 (Wed) 休日返上

　

「あ～疲れた。２週間休みなしで働き通しだったから、明日は久々の休みだよ。」

風呂から上がって、頭をタオルで拭きながら、ロココがどさっとソファーに倒れこんだ。
わたしは冷たい水の入ったコップを渡し、ロココに労いの言葉をかけた。

「さすがにお疲れだな。今日は早く寝ろ。」

ロココは、天聖界からの大規模な移民受け入れの為、このところ休日返上で仕事をしていて大分疲労が溜まっていた。
わたしも手伝ってはいたが、やはり天聖界からとなると、ロココが処理しなければならない仕事が多くなってしまうので、休日にも出勤せざるをえなかったのだ。
それで、今日ようやく受け入れ後の残作業が概ね終わり、明日は久々のオフなのだ。
ただし、オフと言っても名ばかりで、非公式に天地球からかぐやが来訪するから出迎えをしなければならないのだが。
今日、ロココに訪問の詳細が連絡されているはずなので、それに合わせてスケジュールを立てなければなくては・・・。

「ところで、明日の件について天地球側から連絡はあったのか？」

ロココはこっくり頷き、空のコップを差し出した。・・・しょうがない、今日は特別に持っていってやろう。
台所のシンクにコップを置いて戻ってくると、ロココは眠そうな顔をしてぼーっとテレビを見ている。

「で、明日は何時に起きるんだ？」
「・・・明日は起きない。」
「・・・。」

うぅ・・・と目を擦りながら寝室へ向かうロココの後姿が、やけに哀愁漂っていたのはここだけの秘密だ。

 

-［あとがき］----------------------------------------


お疲れ様～

仕事に励むロコ様です。
マリア様は内助の功で旦那様を支えています。（ホントに仕事の手伝いもしてるけど）

風邪引かないように、食事面でも気を使ったり、周囲の予想を他所に結構甲斐甲斐しいです。
（ウチのマリア様は愛戦に準じて、料理洗濯なんでも御座れです！）

ロコ様は家の中では「右のものも左にしない」設定なので、マリア様が実家に帰っちゃったら
日常生活に困ってしまうことでしょう・・・