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2009.01.17開設 <BMファンブログ>聖神パシー受身時に更新予定
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2009/02/08 (Sun)                  夢見るアリババ

 


「う、うわぁぁ!」
「どうしたんだ!アリババ!!」
「あ、・・・ああ、夢か・・・。なんだ良かった。」

跳ね起きたオレは、隣にいたヤマトの顔をみてほっとした。そう、あれは夢だったんだ。あんなことが現実であるはずが無い。
時間を確かめてみたら、まだ起床時間までは30分あった。他のやつらはまだぐっすり寝ている。変な夢のせいで貴重な睡眠時間を無駄にしてしまったとは思うが、これからもう一眠りする時間はないし、何だか変に目が覚めてしまった。

「さっきはどうしたんだよ、アリババ。うなされていると思ったら、急に飛び起きるし。」

顔を洗って戻ってくると、食事の準備をしながらヤマトが話しかけてきた。そうか。今日はヤマトと男ジャックが当番の日だったな。
まあ、準備とは言っても簡単なもので、ヤマトは飯が炊けるまで火の前で番をしているだけだ。男ジャックは多分昨日見つけた果物を取りに行っているのだろう。
そのヤマトは心配そうな顔でこっちを見ている。夢見が悪かったと一言言えばいいのだが、今日の夢はあまりに現実離れしているし、ちょっと面白かったから話してもいいかなという気がしてきた。
ま、最後のほうはあんまり笑えなかったけどな。これは黙っていればいいだろう。

「ああ、実はちょっと面白い夢を見たんだ。お前も出てきたぜ。」
「ええ!?どんな?ボク何してたの?」
「うん、みんなで旅をしているんだ。で、今日みたいに野営をして、一人ずつ朝メシに集まってくるんだけど、それがちょっと様子変でさ。」
「変ってどういう風に?」
「えっと、まずヤマトお前が火の番をしてるんだけどな、壺抱えて『かわいいなあ、かわいいなあ』って言ってるんだ。それで声かけたら、お前、手のひらにナメクジのせてて、しかも顔が緑になって触覚がはえているんだ!」
「な、なんだよそれ・・・本当にボクなの??違う人なんじゃ・・・。」
「い~や、お前だった。だって声同じだったもん。」

うん、だんだんはっきり思い出してきた。確かにヤマトなんだけど、緑で凶暴そうな顔してナメクジ可愛がってるんだもんなあ。訳分らないよ。
え~と、次は誰がでてきたっけ?

「お、アリババ早いなあ。今日は当番じゃないだろ?それともオイラの手伝いでもしてくれるのか?」
「男ジャック!聞いてよ、アリババが、ボクがナメクジをペットにしているへんな夢を見たっていうんだよ~。」

ヤマトが男ジャックに泣きついている。別にオレだって見たくて見ているんじゃない。そんなことを考えていたら、他の奴らも起きだしてきた。

「おはよう。三人ともどうしたんだい?」
「朝から騒がしいな。何かあったのか?」
「ふあ~、お前らうるせーぞ。」
「どうしたんですか、何か面白いことでもあったのですか?」

ロココ様はまだ朝の散歩(もとい偵察)から戻って来なさそうなので、オレは全員に夢の話をしてやることにした。

「で、オイラはどうだったんだ?」
「男ジャックは、・・・女になってた。」
「な、なんだって~!」
「女になって、誰かを追いかけ回ってたよ。えーとな、『イソノく~ん』って叫んでいて、すげー押しの強い感じでちょっと相手が可愛そうだった。」
「あはは、男ジャックが異性を追いかけ回すとはな。性別が逆転してるが、今のお前じゃ想像できないな。」
「フッド、お前人のこと言えないぜ。お前も女になってたよ。それもすんごいじゃじゃ馬で気が強くて、四姉妹なんだけど、下の妹と喧嘩ばっかしてたぞ。それで、女なのに男装して剣振り回してた。」
「わ、私も女になっていたのか。(・・・しかも男装って一体?)」
「じゃあ僕はどうかな?僕はどんな風になっていたの?」
「ピーターは、・・・あ~何かフッドに似た女の子みたいになってて、『あいつは鈍いから気づいてもらえないだわさ』とか何とか言ってた・・・。」
「何それ、フッドに似た僕って意味分んないけど、しかも『だわさ』って何なの?」
「お前ら何だよ、みんな女だなんて。俺は俺は?アリババ、どうだった?」
「一本釣はちゃんと男だったよ。でも、『女の名前なのに…、なんだ男か』って言われてた。あと、『ずばりそうでしょう!』って連呼してたよ。」
「意味わかんねえ。ま、男だったんならいっか。」
「あの、私は出てきました?」
「ああ~牛若はね、すごかったよ。まず、剣持っててかっこいいんだけど、名前が下着と同じで、そうかと思ったら『熱血している~』とか言って女の子を追い掛け回すし、その次は赤い坊主頭の不良になってボールを投げて、そいでもって聖フェニックス様に似た少年になって敵と戦ったと思ったら、最後はヤマトそっくりになっちゃったんだよな~。いや、あれにはビックリした。」
「・・・。(本当にそれは私なんでしょうか?)」

ありゃ、牛若だまっちゃったよ。言い過ぎたかな。でも本当なんだよな~参ったなあ。

「・・・まあ夢ですからね。そういうこともあるかもしれないですよね。」
「そ、そうだよ。夢だもんね。それで?他には?ロココ様は出てきた?」
「ロココ様はまだ戻って来ないみたいだからこっそり教えろよ。」

ヤマトっ!あ~あ、ナイスフォローかと思ったら、余計なこと言って。万が一ロココ様に聞こえたらどうするんだよ。一本釣まで悪乗りして・・・。

「アリババ、ここまで来て焦らさなくてもいいだろう、ほら早く!」
「わかった、わかった!あのな・・・ロココ様は、喋る白いネコで、後は、・・・にこやか何だけど、ちょっといつもと違うと言うか、不都合なことがあると『コルコルコルコル・・・・』って・・・。」

ああああああ~~~~っ!!思い出したら超怖えぇ~~!!

「どうしたのですかっ!?アリババ!しっかりしなさい!!」

はっと気がつくとロココ様が戻って来てた。だ、だだだだめだ、『コル』は堪忍してください!!

「す、すいません!何でもないんです、本当に何でもないので許してください~!」
「はあ?何のことですか?」
「あ、ロココ様。アリババはどうやら夢見が悪かったようで。」
「きっと取り乱したことを謝っているんですよ。そうですよね、アリババ。もう大丈夫ですよね?」

・・・フッド、牛若ありがとう。だいぶ落ち着いたよ。やっぱり桃源如来様の言うとおり夢の話をすると碌なことにならないや。気をつけなきゃ。

「アリババ、大丈夫ですか?じゃあ皆さん朝食にしましょう。」

ロココ様はいつもどおりの笑顔だった。あれは一体何だったんだろうなあ。オレ自身も『ボー』っとした男の子になってていっつも鼻水を垂らしててかっこ悪かったし、もう忘れるのか一番だよな。
あ~あ、今度はもっといい夢みたいなあ。
 









-[あとがき]----------------------------------------

中途半端な話ですみません・・・
声優さんつながりのネタです。

「ヘタリア」ってWebアニメで高戸さんが出演されるのが嬉しくてこんな話ができちゃいました

一応各自がどんなキャラと被っているかというと
(全てではありませんので悪しからず)

 
ヤマト デンデ、喜三太
男ジャック 花沢さん
フッド ジョー、アラミス
ピーター セレンス
一本釣 カミーユ、丸尾くん
牛若 トランクス、ラムネ、花道、大聖フェニックス、ヤマト王子(祝)
アリババ ボーちゃん(クレヨンしんちゃんですよ)
ロココ アルテミス、ロシア
 

ちなみに照光は「ドラエもんの歌」を歌ってます。
エンジェルはナーディ(新)です。
見てたときは気づかなかったなあ~

あとあと、スーパーゼウスは言うまでもないですよね。
マリアは、忍たまのトモミちゃんです☆
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