2009.01.17開設 <BMファンブログ>聖神パシー受身時に更新予定
「・・・今日は傘が要りそうだな。」
朝食を食べ終わったマリアは、リビングの窓から見える外の景色を見てふと呟いた。
このところ暖かい日が続いていたが、今日は朝から曇り空で今にも雨が降りそうな天気である。
「あ、そうだ。明日の土曜日は何も予定無かったよね?」
朝食を食べながら新聞を読んでいたロココは、外を見ているマリアに話しかけた。
ああ、またテーブルの上に新聞広告を散らばして、全く何回言っても綺麗に出来ないのだから・・・などと考えながら、マリアはミネラルウォーターをグラスに継ぎ足して再び席についた。
「ないが、それがどうした?何かあるのか?」
「うん。昨日言い忘れていたんだけど、ヤマトが警備先から野球のチケットを10枚ももらったらしくて、皆で行かないかと誘ってくれたんだ。」
昨日は神帝らと飲んで帰って来たせいで、ついそのことを話し忘れたようだ。
「ふーん、どれどれ・・・次動ネブラドームか。へえ、なかなかいい試合じゃないか。」
「でしょ。だから実はもう約束してきちゃったんだけど、いいよね?」
「・・・お前な。ま、確かに予定は無いし面白そうだな。楽しみだ。」
ロココも満足そうな表情で新聞を畳み席を立った。
畳んだといっても、マリアからすればテーブルの上は新聞と広告が散乱している様にしか見えないのだが・・・。
食器を片付けた後、仕方なくそれらを整頓し直しつつ、遅れないよう早く支度しろとロココに声をかけた。
野球の試合当日、次界の空はスッキリと晴れ上がり雲一つ見えない。
試合自体はドーム球場で行われるので天候に左右されないが、やはり移動したりする際に雨が降っていたりすると気が滅入るので、晴れてくれたのはとてもありがたい。
「「あ、ロココ様~!マリア様~!」」
先に集まっていたのであろう神帝達が二人の姿を見つけて手を振っている。
ちなみに今回はお忍びなので、特別VIP席を都合してもらっていた。本当は普通に見られればそれが一番なのだが、特別席でなければなかなか試合観戦もままならないので仕方が無い。
「今日は晴れて良かったですね。」
「ほんとほんと、折角ですから、試合が終わったらネブラーランドに行きましょうよ!」
神帝達はすでに色々計画していて盛り上がっているようだ。
「それにしても、ロココ様の威力はすごいですね。おかげさまでいいお天気になりました。」
「・・・威力?」
牛若の発言の意味がわからず、何のことかとマリアは聞き返した。
「あはは、なかなかのものでしょう。実は私晴れ男なんですよ、ね。」
「本当に、ロココ様が一緒だと大抵晴れるんですよ。特にイベント日は。今度のGWも宜しくお願いしますね。」
牛若と顔を見合わせながらロココが説明し、牛若も冗談めかして補足説明をした。
そんなものだろうかと思いながら、マリアは良く考えてみればそうかもしれないという気がした。
それにしたって・・・と思いふと気になったことがあり、ロココの服の袖を引っ張りこっそり囁いた。
「お前、まさか天候操作などしていないだろうな?」
次界創造主ともなれば、本気を出せば出来ないことでは無い。・・・無いが、安易にやっていいはずがない。
マリアはロココをじろりと睨んだ。
「はは、そんなわけないでしょ。」
運がいいだけだよ。ロココは軽くそう言って、マリアの肩をポンポンと叩き席に着いた。
その笑いが胡散臭いと思うのは私だけだろうか、とマリアは思った。
朝食を食べ終わったマリアは、リビングの窓から見える外の景色を見てふと呟いた。
このところ暖かい日が続いていたが、今日は朝から曇り空で今にも雨が降りそうな天気である。
「あ、そうだ。明日の土曜日は何も予定無かったよね?」
朝食を食べながら新聞を読んでいたロココは、外を見ているマリアに話しかけた。
ああ、またテーブルの上に新聞広告を散らばして、全く何回言っても綺麗に出来ないのだから・・・などと考えながら、マリアはミネラルウォーターをグラスに継ぎ足して再び席についた。
「ないが、それがどうした?何かあるのか?」
「うん。昨日言い忘れていたんだけど、ヤマトが警備先から野球のチケットを10枚ももらったらしくて、皆で行かないかと誘ってくれたんだ。」
昨日は神帝らと飲んで帰って来たせいで、ついそのことを話し忘れたようだ。
「ふーん、どれどれ・・・次動ネブラドームか。へえ、なかなかいい試合じゃないか。」
「でしょ。だから実はもう約束してきちゃったんだけど、いいよね?」
「・・・お前な。ま、確かに予定は無いし面白そうだな。楽しみだ。」
ロココも満足そうな表情で新聞を畳み席を立った。
畳んだといっても、マリアからすればテーブルの上は新聞と広告が散乱している様にしか見えないのだが・・・。
食器を片付けた後、仕方なくそれらを整頓し直しつつ、遅れないよう早く支度しろとロココに声をかけた。
野球の試合当日、次界の空はスッキリと晴れ上がり雲一つ見えない。
試合自体はドーム球場で行われるので天候に左右されないが、やはり移動したりする際に雨が降っていたりすると気が滅入るので、晴れてくれたのはとてもありがたい。
「「あ、ロココ様~!マリア様~!」」
先に集まっていたのであろう神帝達が二人の姿を見つけて手を振っている。
ちなみに今回はお忍びなので、特別VIP席を都合してもらっていた。本当は普通に見られればそれが一番なのだが、特別席でなければなかなか試合観戦もままならないので仕方が無い。
「今日は晴れて良かったですね。」
「ほんとほんと、折角ですから、試合が終わったらネブラーランドに行きましょうよ!」
神帝達はすでに色々計画していて盛り上がっているようだ。
「それにしても、ロココ様の威力はすごいですね。おかげさまでいいお天気になりました。」
「・・・威力?」
牛若の発言の意味がわからず、何のことかとマリアは聞き返した。
「あはは、なかなかのものでしょう。実は私晴れ男なんですよ、ね。」
「本当に、ロココ様が一緒だと大抵晴れるんですよ。特にイベント日は。今度のGWも宜しくお願いしますね。」
牛若と顔を見合わせながらロココが説明し、牛若も冗談めかして補足説明をした。
そんなものだろうかと思いながら、マリアは良く考えてみればそうかもしれないという気がした。
それにしたって・・・と思いふと気になったことがあり、ロココの服の袖を引っ張りこっそり囁いた。
「お前、まさか天候操作などしていないだろうな?」
次界創造主ともなれば、本気を出せば出来ないことでは無い。・・・無いが、安易にやっていいはずがない。
マリアはロココをじろりと睨んだ。
「はは、そんなわけないでしょ。」
運がいいだけだよ。ロココは軽くそう言って、マリアの肩をポンポンと叩き席に着いた。
その笑いが胡散臭いと思うのは私だけだろうか、とマリアは思った。
PR
// この記事にコメントする //
カテゴリー
プロフィール
HN:
shito(メイン更新),amu(時々更新)
性別:
女性
職業:
プー子+α ,サラリーウーマン
趣味:
(姉妹共通)読書・マンガ・ゲーム
ブログ内検索
カウンター
Powered by NINJA TOOLS